金利や多重債務の恐ろしさを知りましょう

消費者金融(サラリーマン金融)やクレジットカード会社など、複数の金融機関から借入れがある状態を多重債務と呼びます。借入れ先が1社のみで収まらないということは、1つの金融機関の借入れ上限を超える借金があるか、返済が滞っていることを示しています。

 

多重債務者の多くは金融機関に対する金利を返済することで頭が一杯で、日常生活に支障をきたすことが少なくありません。例えば100万円を年利15%で借り入れていたら、月の金利は12.500円で、これを上回る金額を毎月払っていけば、元金は減っていきます。ところが今月は苦しいからと、金利だけを払って元金を減らすことを後回しにしていると、いつまでたっても借金は減りません。

 

このようにして、苦しいからと後回しにしていると全く借金額が減らず、そのようなときに大きなお金を必要としたときなどに、また同じように異なる金融機関から借金をします。こうなると元金が減らないどころか更に金利額が増えていますから、また毎月の支払い金額が増え元金が減らない状態はエスカレートします。こうして元金が増えていき、また増えた金利額を補うために新たな借金をしていきます。こうやって金融機関の審査でストップがかかるまで、雪だるま式に借金額は膨らんでいきます。

 

2008年3月末の時点で多重債務者数は117万人あまりが存在することを金融庁が発表し、これを受けて2010年に貸金業法が改正、年収の3分の1以上の借入れが不可能となりました。いわゆる総量規制によって、必然的に多重債務者数は減少傾向にあります。

 

複数の金融機関から借金をしなければならない状態、すなわち多重債務に陥った場合、生活の水準を改める・金利の安いところに切り替えるなど、借金の元金額が減っていく手立てをしないとなりません。経済的に危険な状態に陥ったことを自覚する必要があります。多重債務になった場合、夜も寝られないという声も多く、自分ではどうにもならないときは弁護士などに相談することで状況が変えることもできますが、そうならないように、普段からお金や金利の恐さを知っておかなければなりません。